どうして「スバラシキ英国園芸ノススメ」なのか

ちょっと読んで 「あんまり面白くないなぁ」 と思った方。
騙されたと思ってしばしお付き合い下さい。

7年間の英国留学中にしたためたメールは300を越えました。
そしてこれが 「尻上がり的」 に面白くなっていくのです。

当初の初々しい苦学生の姿から、徐々に英国に馴染んでいく様子は100%ノンフィクションのリアルストーリー。

「スバラシキ英国園芸ノススメ」の旅はまだ始まったばかりです。

2011年12月29日木曜日

2000年12月21日 「年の瀬」



今日は冬至でした。
外が明るくなるのも遅かったですし、暗くなるのも早かったです。


でも明日からは少しづつ日が延びていくのかと思うとなんとなく嬉しいものです。


さて植物園は来週のクリスマスを控え休暇を取る人が増えてきました。


来週はほとんど誰もいなくなるくらい最低限のスタッフで水遣りなどの最低限の仕事をすることになります。


僕はとくに帰省する家があるわけでもなく、家族がいるわけでもないのでクリスマスから正月にかけての出勤を志願しました。


この期間は本当にノンビリしたもので、加えて特別手当もつくのでやらないテはないと思います。


スタッフには「今年も終わりだから」「クリスマスだから」となんとも怠惰なムードが広がっていて、それを咎める人もおらず、お昼時は近所のパブに行って皆で昼食をとるようになりました。


スープ、パン、サンドイッチ、ジャガイモなどシンプルなものですが、そこにビールを注文します。


年末に蕎麦屋にいくとスーツを着たサラリーマンが赤い顔をして昼間から打ち上げをしているようなものでしょうか。


こちらの人たちはお酒に強いためか顔色も変えずさりげなく「ウン、もう一杯ネ」と美味しそうに飲んでいます。
僕も美味しそうに飲むことに関しては負けていないと思うのですが、顔にすぐでてしまうのでちょっと気恥ずかしいのです。


寒い中でのアルコールは身体が暖まって良いな、と思ったもののトイレが近くて困ったものです。


もう今年も終わりかぁ、などと特に意味もなくため息が出てきます。


そんなわけで今年も残り10日となりました。


どうぞお元気で。

0 件のコメント:

コメントを投稿