「やってみなはれ」と始めてみたネコちゃんとの共同生活。
ここにきて、はやり白旗を振ることとなりそうです。
どうもクシャミがとまらなかったり、ノドに違和感があったり、なーんか調子が悪く、「これは本格的に調子を崩す前にテを打たねば」という思いが強くなりました。
とはいえコトは「出ます」「そうですか」と単純ではなく、デリケートな問題を含んでいます。
まず、本件はキューの学生担当セクレタリーからの紹介ですので、彼女に迷惑が掛かってはいけませんので、まず彼女に事情を話し了解を得ました。
次に現在フランスの別宅に行っている大家さんとの交渉。
何せ彼女達は、この怪しげな日本人に鍵から何から一切預けて約一ヶ月も家を留守にしている程、僕を信用してくれちゃっているのです。
そして、彼女達の胸の中には僕がこれから3年間居てくれる、という暗黙の期待がある訳です。
そんな状態で、「アノー、実はですねぇ、ネコがですねぇ・・・」と言い出すのはかなり躊躇いがあります。
でも、強くならなきゃ!と気合を入れて明日日曜日に帰ってくる大家さんに対して真摯にお話し合いを進めるべく、現在シナリオを頭の中に描いているところです。
エサやるだけなんだから大丈夫なんじゃん?とタカを括っていたものの、家の中を歩き回った挙句、ネコの毛をくっつけて自室に戻るわけで、部屋をネコ出入り禁止にしたところで、無菌とはいえません。
ジョギングから帰ってきて、「さあ、フッキンでもするかっ」と床に寝転ぼうにも、「待てよ、この床は・・・」と腹筋運動も出来ず、「ヨーシ、徹底的に掃除機をかけて、ネコの毛を排除するのダ」とブンブン掃除機をかけたところ、かえってモウモウとネコの毛が舞って逆に返り討ちにあってしまう始末。
ちょっとツライかな、と。
さらに大家との話し合いが円満に進んだ場合、次の住まいを探さねばなりませんが、現在既に2件ほどアタリをつけました。
1件目は自転車で15分くらい離れたところで家賃が現在の約3分の1と驚愕の安さですが、実はこれは家に庭がついていて、この庭の手入れが条件になっています。
もう1件はケンブリッジの隣の部屋のビル君のお母さんの親友のご近所。
ビル君の家族とはとても仲良くさせて頂いており、彼のお母さんからはキューに受かったという話をした時点より「住む場所に困ったら相談しなさい」と言われており、早速困ってしまう事態に陥り相談した次第。
そのお母さんの親友にこの前事情を話しに会いに行きましたが、とても協力的で、「近所に心当たりがあるから聞いておいてあげる」とのこと。
タテバヤシ、色々な方々に支えられて生きております。
そんな訳で、まだまだ落ち着かないロンドン新生活です。