このメール、呑みながら書いております。
本日めでたく試験が終わりました。
加えて約3ヶ月間の集中講義期間も終了しました。
長かったです。疲れたです。
この3ヶ月間朝から夕方まで毎日同じ教室に閉じ込められ、同じメンツでズーっと過ごすというのはなかなかどうしてかなりストレス度合いの高いものがありました。
クラスメートとも侃侃諤諤やりあったりしたというのもすでにお知らせした通り。
仕上げとして試験があった訳です。
レポートなどで試験が省かれたものもあり、科目数はたったの3科目。
「たった」というのが正しいと思いますが、やる側としては一杯一杯でした。
「植物構造学」「植物分類学」「植物生理学」の3科目。
試験に向けた特製お手製カレンダーを作って気合を入れたのが5月31日。
そして本格的復習を始めたのが6月12日(土曜日)からで、週末はほぼ終日、平日は授業が終わってから寝るまで。
先週末がピークでした。
運動不足でモヤモヤする一方、ちっとも頭に整理して知識が入っていかないもどかしさで、「試験、大丈夫か?間に合うんか、こんなで??」と不安でしたが、なんとか乗り切りました。
これは習性なのでしょう。
なにかこうやって集中して勉強したり、作業したりしなければならない場合、自宅ではそれが出来ないのです。
サラリーマンのときも、週末に仕事を抱えてデニーズやロイヤルホストなどのファミリーレストランに繰り出し早朝からシコシコと仕事をしたもんですが、この方が何倍も集中できてはかどるのです。
今回は授業後の教室、週末の教室を使いました。
基本的にキューディプロマの生徒は学校校舎内に24時間自由にアクセスすることが許されており、毎日リュックに教材とチョコレート、バナナ、サンドイッチなどを詰め込んで、誰に気兼ねなくすることが出来ました。
実は僕の家は僕の前に、僕と入れ替えで卒業したジョンという学生が住んでいたのです。
彼はその年度の主席で、とにかくキレる人物。
彼とは同じ家に厄介になったよしみで何度か会って話をしたことがあり、今回試験勉強について何かアドバイスがあればくれ、といったところ懇切丁寧なアドバイスをしてくれました。
彼は元弁護士で、彼の頭脳をしてこんなに努力したのかぁと思うと、元ナンチャッテ銀行員の僕としてはかえって肩に力が入ってしまったのでした。
彼のメールの一文に「パブには行くのは我慢すること。試験が終わればいつでも行ける・・・」というのがあり、単純な僕は「ヨッシャ、禁酒だ。禁酒。」と6月12日から禁酒しました。
確かに酒を飲むと、記憶モノは全くダメですし、まあ良いや明日、明日、と全面ハッピーお気楽気分になってしまうので、緊張感を保つ意味で冷蔵庫からビールを撤去し、禁酒を誓ったのでした。
思えば過去およそ10年ほど、10日間以上も酒を断ったことなどありません。
レコードです。
最初のうちは夕食時など、「ビール飲みたい・・・」と胸をかきむしられる思いでしたが、ここは「ペリエ」で我慢しました。
良いニュースとしては自分はアル中ではないと証明できたことでしょうか。手も震えませんでしたし。
この試験、過去英国に来て以来受けてきた試験とはかなり勝手が違って、思考、論理を問う問題が中心でした。
試験時間も植物構造学が3時間、分類学が午前2時間、午後2時間、生理学が2時間といった具合。
しかも「開始っ!!」と言われてから「終了っ!!」と言われるまで
書きっぱなし。
自分でもまあよくつたない英語で3時間も書けるもんだと感心しました。
本日試験終了後クラスメートとパブに昼から繰り出し久し振りに呑み、ホロ酔い気分で帰宅し、疲れと睡眠不足のためうたた寝をし、先ほど復活し、今朝学校に行く前に冷蔵庫に12日振りに詰め込んだビールを一本取り出しこのメールを書いていると言う次第。
あろうことか、大家は今朝から約4週間フランスに行ってしまい、再びタテバヤシ天下となりました。
試験も終わり、開放的な気分に加え大家がいない気楽さはなんともリラックスですね。
音楽もヘッドホンじゃなく聴いちゃったりして。
金曜日から6日間ドイツのボンに研修のためにクラス全員で繰り出します。
試験も終わり、慰労旅行みたいなもんで、僕はドイツビールを堪能しまくろうと今から楽しみです。
そんな訳で僕的には休み気分が高まってきました。
良い季節ですので羽を伸ばしまくってやろうと企んでいます。
サッカーの欧州選手権、ウインブルドンテニスと賑わっているもののあまり興味はありませんが、でも便乗しちゃおうと思っております。
それではまた。