どうして「スバラシキ英国園芸ノススメ」なのか

ちょっと読んで 「あんまり面白くないなぁ」 と思った方。
騙されたと思ってしばしお付き合い下さい。

7年間の英国留学中にしたためたメールは300を越えました。
そしてこれが 「尻上がり的」 に面白くなっていくのです。

当初の初々しい苦学生の姿から、徐々に英国に馴染んでいく様子は100%ノンフィクションのリアルストーリー。

「スバラシキ英国園芸ノススメ」の旅はまだ始まったばかりです。

2011年7月14日木曜日

2000年07月01日 「終了」

昨日畑の審査がありました。

1等賞に選ばれました。

感激です。

思えば昨年の秋コース開始と同時に3×8メートルの細長い畑を与えられ、前年度の生徒が残していった荒れ放題の畑を整地し、馬糞などの有機物を鋤きこむ一方で温室で苗の準備をし、耐寒性のある野菜は2月に直播きし、5月には温室から苗をだして畑に植え替え、雑草取りや水遣りといった世話をし、ついに昨日の評価の日に至ったわけです。

小学生のころアサガオ程度は育てたことはありましたが本格的に屋外で種から育てたのは初めてです。

当初は授業で行われる一連の作業の理由、理屈、用語もサッパリ分からなかったのですが、この一年で園芸全般に共通する原則を学んだ気がします。

そして毎日彼らに水をやったり、成長を確認したり、畑にでて雑草を取ったり、ナメクジを取り除いたりするうちに、なんとも言いようのない愛着がわいてきて3×8メートルに植わっている花や野菜たちが心から愛おしくなりました。

愛おしさが裏目にでた部分もあって、例えば水遣りでは「オマエ達、たっぷりやるからネー」と可愛さのあまり少々たっぷり過ぎて根腐れを起こしたこともありました。

僅かながらの経験ではありますが、教科書や授業の理論だけではカバーできない多くを学んだ気がします。

そんなわけで昨日の評価はひたすらに嬉しかったです。
一年間やってきたことが認められたわけですから。
夜はクラスの仲間と担任の先生とまたしてもパブに繰り出して浴びるほど飲みました。

そんなことで一年のコースを終えようとしています。

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