日本では家にあがるときは玄関にて靴を脱いでスリッパなどに履きかえたりしますね。
英国でも最近はそのほうが清潔だということなのか、家の中では靴を脱ぐというのを何軒かのお宅で見てきました。
でもそのまま土足でドカドカと入りこむことも多くて、それに慣れていない僕は結構ドキドキしてしまいます。
クリーム色のように淡い色合いのキレイな絨毯に土足というのは気が引けるものです。
逆に日本人は異常に「靴離れ」が良いとでも申しましょうか。
例えば電車でおばさんが靴を脱いでくつろいでいたりというのは良く目にする光景です。
日本人は下足といった言葉がしめすように靴とは汚いものだという観念が根強く浸透している国民なのかなと思います。
結構ムチャするヤンキーなお兄ちゃんも愛車は土禁(土足禁止)にしているケースを見かけたりします。
欧米では想像するに土禁の車は存在しないでしょうね。
逆にコチラの方々はその辺の観念が希薄すぎるのではないかと思うことがあります。
電車の対座式のシートでは空いていれば靴のままその上に平気で足を投げ出している人を見かけることはしょっちゅうですし、寮で友人の部屋を尋ねると靴を履いたままベッドに寝そべっていたり。
日本人のわたくしといたしましてはかなり抵抗があります。
そんななか昨日の出来事。
寮の部屋を掃除してくれるおばさんがいて、日中部屋に入ってゴミ箱のゴミを片付けてくれたり、掃除機をかけてくれたりします。
昨晩部屋に戻ると手紙がありました。
「マサヤ 申し訳ないのだけど掃除機にあなたの靴ひもが吸い込まれて絡まってしまい、ご覧の通りちぎれてしまいました。
ゴメンナサイ。
弁償はしますので。
クリスティーヌ」
僕の園芸用のドロにまみれてひもの切れた靴が「机の上」にそのゴメンナサイ・メモとともに鎮座しておりました。
彼女は本当に気さくで良い人で、当然悪気ないのは分かるし、靴ひもはどうでもいいんですけどね。
なんかカラダの力が抜ける一件でした。
為参考(原文ママ)
Masaya.
Your brown boot lace got caught up in hoover.
I’m very sorry but if you can get some more I’ll pay for them.
Christine
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