どうして「スバラシキ英国園芸ノススメ」なのか

ちょっと読んで 「あんまり面白くないなぁ」 と思った方。
騙されたと思ってしばしお付き合い下さい。

7年間の英国留学中にしたためたメールは300を越えました。
そしてこれが 「尻上がり的」 に面白くなっていくのです。

当初の初々しい苦学生の姿から、徐々に英国に馴染んでいく様子は100%ノンフィクションのリアルストーリー。

「スバラシキ英国園芸ノススメ」の旅はまだ始まったばかりです。

2011年8月4日木曜日

2000年07月20日 「バラバラ・・・・」



日本は梅雨明けして本格的な夏の到来かと思います。
こちらはいつもはアテにならない天気なのですが今週はどういうわけか厚い雲がなく爽やかで清々しい夏といった風情です。
湿気が少なく、さながら北海道の夏のようで、ラベンダーなどもそこらに雑草のように咲きほこっています。

さて何がバラバラなのかと申しますと数や単位です。
以前にヤード、メートル、ポンド、キロなど混在していてもうメチャクチャですとお伝えしたかもしれませんが今回はその追加です。

まずコーンフレークを食べるため牛乳を買いに行きますれば、ハーフパイント、1パイント、2パイント、4パイント、そして更に1リットル、2リットルとそれぞれ売っています。

スーパーで4パイント(2.27リットル)もの牛乳を3、4個まとめて買っているオバサンを見掛けると、さすが狩猟民族、肉食民族だなぁとヘンに感心してしまいます。
因みにお値段は2リットルで140円位ですので日本に比べると安いと思います。
味もかなり牛乳らしい牛乳のお味で、美味しいと思って飲んでいます。

そして例のティーボーンステーキはオンス表示でした。
本日のオススメ・メニューということで店主が黒板にチョークで「T-bone steak 20oz.」と手書きで書いてあったのですがクセ字であったため「20oz」が「2002」に見えて、「ウーム、2キロは食えんなぁ、いくらなんでも。でも14ポンドという値段を考えるとそのくらいの肉ってことか?」などとドキドキしたものですが、普段オンス表示はそんなにお目に掛からないので困惑したわけです。

単位とはちょっと異なりますが、日本からきて違和感があったのは缶ビールの容量。
500ccと440ccの2種類があってこの60ccの差は何かといつも考えてしまいます。

アルコール度数も日本ではビールは5~5.5%が主流ですが、こちらは3.5~7.0%くらいに幅があってアルコール度数が大きくなると値段も高くなるようです。
7.0%のビールも試したことがありますが僕の口には合いませんでした。

缶ジュースを持ってイッキ飲みする友人を見て「さすがにこちらの人たちは手がデカイなぁ。缶が小さく見えるもの。」と思っていたら缶が本当に小さかったなんてこともありました。
日本では350ccが主流ですが、こちらでは330ccが一般的のようです。

僕はスモーカーではないのでこの国のバカ高いタバコを吸うことはありませんが、一箱ざっと800円位します。
更にスゴイのはパブの自動販売機で買うと20本入っているはずの箱に16本しか入っておらず、お値段は通常の20本入りと同じだという理不尽さ。
この一本のタバコが50円もするのかと思ったら吸えませんね、僕は。
煙で腹は膨れませんので。

そんな数に関するバラバラなお話でした。

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