どうして「スバラシキ英国園芸ノススメ」なのか

ちょっと読んで 「あんまり面白くないなぁ」 と思った方。
騙されたと思ってしばしお付き合い下さい。

7年間の英国留学中にしたためたメールは300を越えました。
そしてこれが 「尻上がり的」 に面白くなっていくのです。

当初の初々しい苦学生の姿から、徐々に英国に馴染んでいく様子は100%ノンフィクションのリアルストーリー。

「スバラシキ英国園芸ノススメ」の旅はまだ始まったばかりです。

2012年3月14日水曜日

2001年03月31日 「春通信」


今日で3月も終わりです。


2001年も4分の1が終了し時の経つのは早いものだと思います。
日本ではサクラ満開のころではないでしょうか。


ケンブリッジの植物園にもサクラはありますが、一本だけポツンと寂しくしていて盛り上がりに欠けます。


サクラ並木、サクラの頃の春風、夜ザクラを飾るちょうちんの灯、屋台から漂うヤキソバや焼イカなどのニオイ・・・とそれらが相まって春を感じさせてくれるものですが、当然ながらコチラではそういったものはありません。


春といえば先週末に時計を1時間進めてサマータイムに突入しました。


最近は日の出6:38日の入19:32とイッキに日が延びて気温も日中は15度くらいまであがる陽気で春めいてきました。
これまでずっと腹筋に力を込めて寒さを凌いでいたのですがようやく腹の力も緩められそうです。


植物園ではスイセンがピークで、レンギョウが黄色い花を咲かせ、コブシ、モクレンも満開です。外で庭仕事が楽しい季節になりつつあります。


暗くて寒い英国の冬はかなり滅入るものですが、これからまた半年間は緯度の高い英国ならではの長い1日が楽しめます。


仕事のあと家に帰って食事をしてから近所のパブに出掛けて、付設のビアガーデンで裸足になって芝生のチクチクした感触を味わいながら日没まで夕陽を浴びながらノンビリとビールを飲むというのはなんともシアワセな贅沢です。


サクラ満開、春爛漫、どうぞ楽しい週末を。


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