東京も3年振りの大雪だとのことで相当混乱しているようですね。
こちらも相変わらず寒いです。
雪こそ降っていませんが0℃を挟んでの毎日です。
植物園では各セクションを定期的に移るのですが、来週から外働きから温室の担当に変わるのでなんともグッドタイミングだと喜んでいます。
温室は気温が常に15度前後に保たれているので寒いということはありません。
湿度も意図的に上げられているので、さながら南国にいるかのようでもあります。
寒いとことのほか体力を消耗すると気付かされます。
1日を通して首をすぼめたりして寒さに抵抗するため全身に力が入っているようで、常に腹筋あたりに緊張感があります。
お茶の休憩時間などに室内に戻ると全身が弛緩されますが、それでも温泉につかるような暖かさではありません。
寒いです。
アパートにはシャワーのみで湯船につかることはなく、自室の電気ヒーターは電力だけイッチョ前に消費する割りにさっぱり暖まりませんので、靴下、靴を履いて、フリースジャケットを2枚重ねし、膝には湯たんぽを置いて暖をとっています。
それにしても安普請で窓からかすかに吹き込む隙間風に耐えながら生活しています。
寒いのは仕方がないとしても、1日のなかのどこかで暖かい体験をしないとかなり辛いというか、ネガティブな気持ちになります。
最近はアルコールを飲んで湯たんぽを抱えて寝るというのが寒さを忘れる手段になってきています。
一方、春は確実に近づいているようすで球根がここそこに芽を出し、落葉樹は硬い蕾をつけていますし、日の出7:45日の入り16:43と日照時間も徐々に延びていっています。
冬至のころピーク時には16時前には太陽が姿を消していましたので大進歩です。
そういえば土曜日に電話代の振込みに銀行へ行ってきました。
もと銀行員なので英国の銀行がどうなっているのかは結構興味のあるところです。
銀行は全ての支店で土曜営業しているわけではなく、市街地、繁華街の一部に限って時間を短縮して営業しているので平日は仕事がある僕としては大変助かります。
通帳というものはなくて月1回送られてくるステートメントという明細書のみ。
科目も普通預金ではなく当座預金でキャッシュカード以外にも小切手帳をくれます。
初めて自分の小切手を切ったときにはとてもエラくなった気分だったのを覚えています。
ときどき自分の口座から誤って引き落とされていることがあるので、買物のときのレシートとステートメントを突合させて消し込んでいくという作業は自分の責任です。
先月のスーパーで買物をしたといわれるもので手元にレシートが無く腑に落ちない41ポンドの買物があったので、請求書に自分のサインがあるのか現在調査を依頼していますが、請求書のコピーを取り寄せるのに6~8週間掛かるというので気長に待っています。
あれ?と思ったら主張しないといけません。
口座を開設するのは結構大変で、僕はヨークで学校にいろいろ書類など揃えてもらってやっとのことで開設できたのですが、ケンブリッジで植物園に一番近い銀行に口座を開こうと思ったら、あれこれとフクザツな書類を揃えろと言われ、「ウチではお断り」ってことだなと察して諦めました。
現在取引のある銀行に一旦口座を持った後は、どういうわけか優良顧客と思われたのかいろんなセールスを受けました。
この前はISAという高金利、非課税の商品を勧められました。
一年での非課税受け入れ上限額が3000ポンドで年利6.75%とのことで、一年で利息が200ポンドもつくので即申し込みました。
利息でちょっとはマシなものでも食べられそうだったので有難い申し出です。
あるときは僕のキャッシュカードを一瞥して「これは新規のお客様に発行しているもので、今日はこれをVISA付きのカードに切り換えておきます。」と言われて怪しい一見の東洋人客から優良顧客様にたちまち大変身です。
その担当者と話していて、僕の口座には当座貸し越し枠が1500ポンド、キャッシュローン15000ポンドも設定されていることが判明し、「オイオイ、大丈夫かよぉ」とこちらが心配になりました。
年収以上のキャッシュローン枠ですよ。
諸手続きのなかで色んな質問をされるのですが、いつも戸惑うのが職業を訊かれたとき。
学生でもあり、勤労者でもあり、何なんだろうオレは?と難しいところです。
学生証も持っていれば、定期収入も僅かながらある。
まぁ勤労学生ってことです、と説明します。
何かしら罪を犯して新聞沙汰になったらどういう風に自分の肩書きが載るのかなどと想像した土曜日の昼下がりでした。
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