5月。
日本ではゴールデンなウィークが終了し、当地英国ではイースターが終了し、休み気分は過去の話。
最近どうしていたかと申しますと、4月20日~25日までは例のジョンと二人でスペインはマドリッドとグラナダに遊びに行っていました。
マドリッドは極論すれば「どうでもよかった」のですが、グラナダには死ぬまでに一度は行っておきたいという夢の目的地でしたので、相当力の入った旅となりました。
何故グラナダかと申しますれば、そこには「アルハンブラ宮殿」があるからです。
思えば庭に興味を持ち出した当初より、スペインの「アルハンブラ宮殿」、オランダの「キューケンホフ公園」、フランスの「モネの庭」の3つはどうしても見たいとかねがね思い続けておりました。
この件については、追って詳しくお知らせしたいと思いますが、正直申し上げまして「感動」いたしました。
とにかく「スゲー」の連続で、ホンモノの凄さをイヤって程見せつけられた思いです。
ジョンも相変わらず色んなカタチで笑いを提供してくれ、楽しい5日間でした。
とはいってもズッと一緒に過ごしていると、そりゃカチンとくることも多々ありますが、そこは彼のお人柄って奴でしょうか、不思議な男です。
この件につきましても、これはお知らせしたら面白いのでは、というアイディアが尽きないので追ってお知らせすることとします。
何故、「追って」なのか。
それは、学業がいよいよ佳境を迎え、本格的にアップアップの状態に近づいてきたからです。
あと一ヶ月、これが正念場です。
卒論、試験、レポートと全ての課目において時期が重なるために、売れっ子漫画家の如くの忙しさとなる模様です。
そんな皐月模様を徒然なるままにお知らせすると。
例の隣村のおばあさんの庭の手入れに今日いってきました。
もし再度過少払いであった場合は「今日こそ理由を聞いてやる!!」と意気込み満々で、これまでの記録をメモにして、理論的に交渉すべく準備して乗り込みました。
今日は16:00から18:30まで。主に「芝刈り」を中心にし、支払いは正確には17.50ポンドのところ15ポンドでした。
でも、天気の良い中、気分良く働いたことと、途中紅茶をご馳走になったり、手を休めておばあさんの話相手になった部分があったので、「まあ、いいか」と。
とくに紅茶と一緒にチョコレートケーキが出たのですが、実は作業中に空腹というか血糖値がガクーンと下がったような気がして、さっぱりパワーが出ず困っていたところのケーキでしたので、値千金、「今日は許すっ!」となった訳です。
懺悔(ざんげ)としては、芝刈り機でどうやらカエルを轢いてしまったということ。
なにやら芝の陰にツヤツヤと光る物体が見えたのですが、それはカエルが悶絶していたところだったようです。
ゴメンねカエル君よ。
今日16:00から作業を開始したように、最近はイギリスとしてのベストシーズンに突入中であると言えます。
16時ではまだまだ日が高く、日没は20:30過ぎです。
しかし、ままならぬ天気は相変わらずで、この前卒論の為にスカーボロという東海岸にある「ナンチャッテ日本庭園」を見に行っていたのですが、「ウオー、こりゃあ天気も良くて、サッサと仕事を切り上げて、海岸でノンビリしちゃおう」と思っていたら、ささーっと雲が広がり激しい雨が。
木陰で雨宿りしつつ、にわか雨と分かっていながら、かなりの降りだったので、意を決して車まで約400メートルをダッシュしました。
ここで衝撃的な出来事が。
「進まない」のです。
多少登り坂だったことを割り引いても、気持ちの割に全然「遅い」のです。
気分的にはたったったーって機敏に車に向かって一直線なのですが、実際はばたばた、ぜーぜーっといった具合で「あらら、ナニこれは?ゼンゼン進んでないよー」と車内に避難をしてフト我にかえって大ショックでした。
年をとったってことでしょうか。
オレはまだまだイケる、なーんて思っていたのは錯覚だったのでしょうか。
その後、とてもブルーな気分で海岸などに寄る気も失せ帰ってきてしまったのでした。
そんな訳で5月。
学校生活は6月20日まで。
ヨークでの生活は6月30日まで。
楽しく乗り切りたいものです。
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