行ってきました、オランダ、アムステルダム。
なかなか良い旅、そして色んな意味で事前の想像を超える街でした。
「フロリアード2002を見る」「キューケンホフ公園でチューリップを見る」「ゴッホ美術館で3枚のひまわりを見る」という当初の目的は全て達成してきました。
たった2泊3日の出来事ですので、ここは一つ時系列的に旅を追ってみようかと思います。
出発は土曜日の午前3時10分のバスに乗るところから始まります。
使用飛行場はスタンステッド空港といってケンブリッジからはバスで50分という便利な所にあり、欧州向け格安飛行機が主に離発着するところです。
飛行機は7:20発。
その為のチェックインを2時間前の5:20にしようと思うと、時間が時間だけにこんなベラボウに早い時間となるのです。
ともあれ予定していた飛行時間60分よりも10分早くオランダに舞い降り、改めて近い国だと思い知りました。
事前調査で空港からフロリアード会場までのバスが出ていることは分かっていたので、荷物も少ないことなのでそのまま直行しました。
しかし、この日はこの6ヶ月にわたる花博の開催初日にあたっており、コンピューターシステムの不具合とやらで発券システムがうまく起動せず、チケット売り場にはイライラした人達の長蛇の列が。
もちろん日本人も沢山いました。
恐らくツアーを組んでやってきたのでしょう、僕の数人前にそのツアー・コンダクターが「これではキツキツの日程が更にキツキツに・・・」と焦燥と苛立ちの表情で列に加わっていました。
いざ入場するにも、買った券を改札機に入れてそれをコンピューターが識別して・・・となるはずが、そんなものは全く役に立たず、脇の非常用通路から入っていきます。
入って、しばらく歩いて、気がついたのですが、とてつもなく「寒い」のです。
天気は上々で快晴なのですが、風が強く気温が低く、恐らく2、3度でしょうか。
リュックの中から着れるもの全て引っ張り出して着てみましたがどうにもいけません。
首をすぼめながらの視察となりました。
そして、更にしばらく歩いて気がついたのですが、このフロリアード、とてつもなく「つまらない」のです。
これ、大問題です。
「10年に1度」「園芸王国オランダ会場」とか煽るわりにサッパリです。
♪なーんでか。(こうやってギターひいてるオジさんいましたね)
自分が思うに、
1.ショーの目的、コンセプトがハッキリしていない。
一応、feel the art of nature とそれらしいタイトルは掲げてあるのですが、なんとも曖昧。
園芸なのか、農業なのか、環境問題なのか、家族憩いスペースなのか・・・
2.ハコ(会場)が中味に比して大きすぎて、無駄が多い
3.砂を大量に運び込んで作ったというピラミッド(高さ100フィートですから約30メートルですか)にも登ってみても何がある訳でもなく、そしてこれが果たして博の趣旨とどう関係があるのか
4.一番いただけないのが、展示物などの解説のほとんどがオランダ語を押し通していること。
ナンダこれは?と解説に目をやるもサッパリ分からずで、世界中からの来場を見込んでいるんでしょうから、もうちょっとナントカして欲しい
5.細かくは、トイレの設置場所が少なすぎ、階段の勾配がきつすぎ且つ幅が狭すぎ、売店が日本の温泉街のお土産屋のよう、パンフレット類が貧弱・・・・
とまあ、あまり良いことはありませんでした
それでも14時頃まで一通り見学して、次の目的地「ゴッホ美術館」へ。
これは、いつだかの朝日新聞のインターネット版を見ていたら、「3枚のひまわりが1ヶ所に集まるのは初めてのこと」とあり、なんとなく見てみたいと思っていたのですが、着いてビックリ、物凄い長蛇の列が美術館の回りに出来ており、そのままUターンしてきてしまいました。
これには後日談があり、手持ちのガイドブックによると美術館は18時までとあり、諦めたのですが翌日改めてダメ元でいってみると、列は解消されているのに加えて開館時間は金、土、日は21時までと知りノンビリと出来ました。
日本語による音声ガイドも無料で、フムフムと頷きつつジックリと見れました・・・・。
とここまで書いたところで、フト、この調子でダラダラ書くのもセンスがないような気もし、読むほうも疲れるのでは、と思い一旦筆をおくこととしますが、どうでしょうか。
前半(といっても初日の夕方までしかきていませんが)終了ということで。
頭を冷やして、後半をお送りいたします。
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