どうして「スバラシキ英国園芸ノススメ」なのか

ちょっと読んで 「あんまり面白くないなぁ」 と思った方。
騙されたと思ってしばしお付き合い下さい。

7年間の英国留学中にしたためたメールは300を越えました。
そしてこれが 「尻上がり的」 に面白くなっていくのです。

当初の初々しい苦学生の姿から、徐々に英国に馴染んでいく様子は100%ノンフィクションのリアルストーリー。

「スバラシキ英国園芸ノススメ」の旅はまだ始まったばかりです。

2015年10月21日水曜日

2004年09月26日 「暖房点火・・・」


早くも9月後半。

現在当地は日の出06:52、日の入18:51、最高気温15度、最低気温9度と数字の上でもメッキリ秋らしくなってきました。

特に天気が良くても涼しいというか、ちょっと肌寒い感じで、我が家にもいつの間にか暖房がはいり、冬に向け一直線です。

近所のパブには早くも暖炉に火がくべられて秋を通り越して冬の風情です。

短パンでこの数ヶ月過ごしてきましたがそろそろ潮時のようです。

一応、意地もあって9月一杯はなんとしても短パンで乗り切ろうとは思っていますが。

夏の間にロンドン市内に出た際、日本食材店で「そーめん」を買ったのですが、買って一安心して、生来の貧乏性が頭をもたげて、そのそーめんはもったいなくてなかなか食べれずについにこの秋に突入してしまいました。

身から出た錆です。

寒くてそうめん気分ではとてもありませんが賞味期限が切れる前にこのそーめんを胃袋に納めようと思います。

ついでに言えば「冷やし中華」も一袋あるんです。

しかも賞味期限が今年11月のものが。

来夏までは待てそうにないので、「夏の味・秋の陣」を一人寂しく展開する予定です。

暑い盛りに食っておけば良かった・・・。

今僕は植物園で、バラのパーゴラの手入れをしていて、約一年間所属してた「ハーディー・デョイスプレイ」といういわば花壇などの面倒をみていたセクションから今度は高木、潅木といった「木」の面倒をみるセクションに10月から変わります。

キューガーデン内のきこりみたいなものですね。

一年生の一ヶ月に渡る「導入期間」も今月一杯で終了し彼らも10月から各セクションに散っていき、僕もこれから本格的2年生の生活が始まります。

毎週金曜日の20:00よりBBCで「A YEAR AT KEW」というキュー・ガーデンを一年がかりで追った12回シリーズの番組が放映中で、その第7、第9シリーズに僕もチョイとでているとのことで、果たしてどんなカンジで出るのか今からちょっと楽しみでもあります。

主役ではありませんので相当カットされてせいぜい10秒程度の
ものだと思いますが。

このTVシリーズに合わせてBBCから本も出版され、そこにもホンの少々写真が載っています。

別に自分が出版した本でもないし、自分が大きく載っている訳でもないのに、街中の本屋にこの本が並んでいるとチョッとドキドキしたりしてしまうのは小市民の証といったところでしょうか。

試験終了後約3ヶ月ダラダラとノンビリしてきましたが、そろそろレポートの締め切りなど気になりだして、学生本来の現実へと戻らねばなりません。

これと、この秋→冬へと加速していく風情になんとなくブルーになってしまう今日この頃です。

日本はこれからが一年のうちで良い季節ですね。

食欲の秋、芸術の秋・・・、どうぞ楽しい秋でありますよう。

では、また。

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