どうして「スバラシキ英国園芸ノススメ」なのか

ちょっと読んで 「あんまり面白くないなぁ」 と思った方。
騙されたと思ってしばしお付き合い下さい。

7年間の英国留学中にしたためたメールは300を越えました。
そしてこれが 「尻上がり的」 に面白くなっていくのです。

当初の初々しい苦学生の姿から、徐々に英国に馴染んでいく様子は100%ノンフィクションのリアルストーリー。

「スバラシキ英国園芸ノススメ」の旅はまだ始まったばかりです。

2011年10月3日月曜日

2000年10月08日 「寝袋」



昨日は珍しく一日中雨が降って気温も上がらず寒い土曜日でした。
そんな中「ケンブリッジに行く用事があるので会わないか?」といってヨークの友人2人が訪ねてきたので、一緒に昼食をとって楽しいひとときを過ごしました。

午前中は食糧の買出しに出かけたついでにアウトドアショップで寝袋を買いました。

流行りのマミー型ではなく封筒型のもので、

1.ジッパーを全開にすると掛け布団になる
2.もうひとつの寝袋のジッパーとジョイントすれば二人くっついて寝られる
3.来客があった場合、泊めてあげられる
4.あちこち安上がりに旅行できる
5.レンタカーで旅行しても車の中で寝ようと思えば寝られる
6.部屋が寒い場合、とりあえず暖がとれる

など、それはそれはメリット満載の一品です。
ふたつの寝袋をジョイントして誰と一緒に寝るのかなんてことは気にしないように。

僕の部屋のベッドは備品として既にあったもので、マットレスはかなりへたっていました。

いまだに腰の具合がおもわしくなくて眠れないこともまれにあって、昨晩試しに部屋の床に寝袋に包まって寝てみたところ、ことのほかグッスリ眠ることができました。
床の固さが程よかったみたいです。

家賃には水道代が含まれているのですが、電気代、電話代は別になっています。

英国では普通に見掛けるセントラルヒーティングもこのボロアパートには導入されておらず、電気をつかうラジエーターで暖をとることになっています。

しかしながら僕のカラダに脈々と流れる節約魂と申しましょうか、ケチ根性がこのラジエーターのスイッチをオンにさせないのです。

特に部屋の隅に電気メーターがあり、この目盛が動くたびにヒヤヒヤしてしまい、精神的にラジエーターは最後の手段と思っているフシがあります。

ラジエーターは家電のなかでも特に消費電力が多そうで、冬本番までは辛抱してしまいそうです。

ちなみに近所のパブの暖炉には既に火が入っていて、世間は既にその寒さであると知れます。

こういった事情もあって、この寝袋はまこともって有難いアイティムなのであります。

寝袋にも色んな種類があり、ダウンなどの高級素材が入った3シーズン、4シーズン用などは結構なお値段ですが、僕の寝袋はポリエステルの心細い薄さのものです。

お値段もとにかくお安くて3000円です。
この値段でこれだけのメリットと使い出があれば充分で、昨日は「ウーン、良い買物をしたなぁ。」と一人悦に入っていました。

街の木々は既に紅葉しはじめて落ち葉が道を覆う季節となってきました。

どうぞお元気で。

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