どうして「スバラシキ英国園芸ノススメ」なのか

ちょっと読んで 「あんまり面白くないなぁ」 と思った方。
騙されたと思ってしばしお付き合い下さい。

7年間の英国留学中にしたためたメールは300を越えました。
そしてこれが 「尻上がり的」 に面白くなっていくのです。

当初の初々しい苦学生の姿から、徐々に英国に馴染んでいく様子は100%ノンフィクションのリアルストーリー。

「スバラシキ英国園芸ノススメ」の旅はまだ始まったばかりです。

2011年6月3日金曜日

2000年03月14日 「御報告」


新たな展開がありましたので御報告します。

ケンブリッジ大学植物園(Cambridge University Botanic Garden)というがあり、ここで一年間みっちりと経験を積ませてくれて、しかも生活費程度の手当てもでるという制度があるというポスターを学校の進路指導部で見ました。
ダメもとで応募してみたところ、書類選考を通過し面接試験を受けて採用となりました。

この道でやっている学生にとっては羨望の機会で、全英から多くの応募があり競争率も高いときかされていたので、自分が選ばれるというのはちょっと信じられませんが、とにかく決まりました。

9月4日からの一年間で、そのあとはまた現在のヨークの学校に戻って今やっているコースのひとつ上のコースを取って仕上げをしたいと思っています。

つまり、3年の英国滞在が濃厚になってきました。

銀行員からこの道を選んだのもヒョンなきっかけで、ここヨークにもとりあえず一年間のコースの受講しか決めずに英国にきましたが、偶然というか、タイミングというか、出会いというか、人生何が起きるか分からないと思うと面白いものです。

この先庭に関するどんな職業に就こうとも、今の自分の知識と経験レベルではまだまだで、もっと植物を知らねばと思っていましたのでケンブリッジ大学植物園で学べるというのはベストの道だと思います。
日当たりを好むのか、酸性土を好むのかといった植物の性格、サイズ、色、手触りといった特徴、増やし方、育て方、手入れの仕方、病害虫の駆除、予防、植物同士の組み合わせ等々、もっと深く広く知りたいのです。

英語を話すにしてもボキャブラリーが乏しいと伝えられることも限定されてしまいますが、これと同様に庭をデザインしてそこに何を植えて何を伝えるのかは豊富で確実な植物の知識がなによりも大切だと思うのです。

そういったわけで身に余るチャンスの到来にとても興奮しています。
これからも益々研鑽を重ねていきたいと思っていますので今後とも何卒よろしくお願いします。

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